2011年1月1日土曜日

骨董通り、ポートベロー化計画

ロンドンのポートベロー、カムデン、パリのクリニャンクール、バンフなど、ヨーロッパの都市では、あたりまえのように毎週決まった場所でマーケットが開かれ、活況を呈しています。その往来に開かれたマーケットではアンティークを中心に果物、野菜、古着、絨毯、古書など日々の暮らしを豊かにする物たちが並べられ、遠方からも上質な生活を目指す人たちが集まってきています。マーケットが開催されることにより、その通り全体に活気が溢れ、魅力的になることで出店している業者のみならず、近隣の商店にも好影響を及ぼし、結果その地域の価値を上げることにつながっています。
 それを模して東京でも神社や駐車場のような広場、ホールのような場所で月例や季節ごとで骨董市が開かれるようになりましたが、スケジュールが判り難く、一般の人が行き来するような場所でもないので、閉鎖された空間となりがちで、一部の好事家のためだけのものとなっています。
 南町通りこと、通称「南青山骨董通り」は、昔はその名の通り骨董、古美術店が軒を連ねていたものです。近年ではブティック、ファションビルが増えてきましたが、表参道に比べると上品ではあるものの、静かで盛り上がりに欠けた通りとなってしまっています。そこで骨董通りの名にふさわしいヨーロッパのようなアンティーク・マーケットを毎週末開催することで地域の活性化を目指します。

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